もちろん、ファッションセンターしまむらでは、中高年向けの実用的な婦人服についても以前と同じく力を注いでいるのですが、その目の先は、世界を見据えているといってもよいと思います。そこには、グローバル化が進む現代の社会において、世界に通用しなけれれば、生き残っていけないという高い意識があるように思います
▲ファッションセンターしまむらは、欧米の最新トレンドを研修した衣類も豊富に品揃え
ファッションセンターしまむらの特徴のひとつとして、月ごとに売り場の雰囲気を変えていくという独特のスタイルがあります。そこでは、売り場を帰るときに、最先端のトレンドを追った商品を続々と入荷させるとともに、季節の微妙な変遷や今後の天候を予測したうえでの新商品も積極的に陳列します。
ファッションセンターしまむらに足を運ぶたびに、どういうわけか新しい別の店に来たような感覚になることが多々あります。また、訪れる時期にぴったりの衣類が豊富に品揃えされていたりもします。当初は、それは偶然だろうと考えていましたがそファッションセンターしまむらのスタッフたちの見えない努力と研究のたまものだったのです。お客のことをとことん考えた、そんな細やかな対応のもと売場作りが毎月おこなわれているからこそ、ファッションセンターしまむらにはリピート客が自然と増えていくのでしょう。
「トレンドを追う」といえば、ファッションセンターしまむらを展開する株式会社しまむらは、2001年より、社内のバイヤーたちを定期的に欧米に派遣する「トレンド研修」を行っています。
しまむらの「トレンド研修」で社員たちが訪れるのは、パリ、ロンドン、ニューヨーク、ミラノなど。どの都市も、世界最先端のファッションが展開するまちです。そこで社員たちは、見本市などを巡り、世界最先端のファッションや最新のトレンドを五感を通して学び取ります。そして、視察後に、デザインや色、コーディネートなどについて社員同士で話し合い、今後の流行を予測したうえで仕入れの方針を決定していくのだそうです。
国内のトレンドにとどまらず、世界のトレンドに、も目を向け、世界に通用する衣類専門店になろうと日々向上心をもって努力を重ねているファッションセンターしまむらのスタッフたち。しまむらの今後の展開に目が離せません