洋服店のファッションセンターしまむらの店舗に足を運べば、いつも、そういった同じ景観がそこにはあります。しかし、商品をじっくりみると、微妙な変化に気付かされます
というのは、靴下、肌着、布団カバーなど量販ものはそうでもないのですが、衣類などについては、陳列している商品が前回来たときと少しだけ変わっているのです。
デパートやスーパーなどでは、いつ行っても、商品にほとんど変化がなくお目当ての商品がなければ、私はすぐに店を立ち去ることが多いです。しかし、洋服店のファッションセンターしまむらの場合、足を運ぶごとに、陳列している商品が変化しているだけに、改めて店舗を廻っても飽きることがありません。
もともと、洋服店のファッションセンターしまむらが品揃えしている衣類は、種類が多くバラエティ豊かなのですが、さらにそれが来るたびにそのラインナップが微妙に変化をしているとなると、全く違うしまむらの店舗に来たような新鮮さがあるのです。結果的に、前回、洋服店のファッションセンターしまむらに来た時は見つからなかったお目当ての商品がそのとき見つかるといったことが多々あるのです。
話によると、洋服店のファッションセンターしまむらでは、商品の鮮度を保ち、消費者を飽きさせないための工夫をいくつもしているのだとか。たとえば、店舗によりますが月ごとに商品を入れ替えることが多いのだそうです。また、それに加え、近隣の店舗との間で、数点単位で商品を行き来させることもしているのだそうです。
少し違うかもしれませんが、イメージとしては、回転寿司のような感じでしょうか。同じ商品が、近くの数店舗をぐるぐる回っているのです。それも、店の新鮮さを保ち、消費者が同じしまむらの店舗に来ても飽きさせないための工夫のひとつなのだそうです。
何気なく足を運ぶ洋服店のファッションセンターしまむらですが、消費者が分からないところで、しまむらの従業員たちは、消費者のことを第一に考え店の鮮度を保つための努力をしているのです。一見すると、洋服店のファッションセンターしまむらは、アパレル専門店のなかで地味な存在かもしれません。しかし、派手さを敢えて出さず、そういった陰の努力を重ねていることが、リピーター獲得につながっているのではないかと思いました。
今や、しまむらといえば、国内においてユニクロに次ぐ全国2位の売上高を誇るアパレル専門店に成長し、洋服店のファッションセンターしまむらの店舗数は全国に1300店舗を越えたそうです。消費者のことを考え、長年かけて地道に努力してきたことがこういった成果につながっているのではないかと感じました。